レア・セドゥ似の美女が火炎放射器で敵を蹴散らす最高のシーン! この“正義”! そしてレア・セドゥ“似”というあたり、いかにも「午後のロードショー」放映に相応しい品格を備えた本作は、『ハンタキラー 潜航せよ』と並ぶ〈2019年ごめん見るまで正直舐めてました大賞〉最有力候補。アメリカ軍がナチス攻略を図る潜入アクション映画が、いつしか別ジャンルへと移行/ 融合していくところが最大の見所だが、その詳細は見てのお楽しみ。カツ単品でもカレー単品でも美味しいが、合わさったら一番最強なカツカレー映画的傑作。俊英ジュリアス・エイヴァリーのツボを押さえた演出力の賜物だ。