〈インディー界のR・ケリー〉と呼ばれた男の3年ぶり7作目。〈Good sex all night long〉と連呼する冒頭の表題曲をはじめ、さらに直接的になったリリックとトピックに反比例するように、R指定なテナーは滑らかさに磨きがかかっている。90年代マナーに則った楽曲も相変わらずで、アイズレーズ風味も芳しい“Sex Noise”、808使いの“Screaming My Name”といった往年のR&Bリスナーをくすぐる小技も満点だ。