昨年『zoozoosea』のサプライズ・リリースで話題を呼んだBiSHのアユニ・Dによるソロ・プロジェクトがフル・アルバムをリリース。今回はライヴ・メンバーの田渕ひさ子が全曲でギターを弾き、よりカラフルになった楽曲をエッジーに彩っている。全体的なアレンジは前作よりさらにシンプルになった雰囲気で、アユニ作曲の“EDGE OF NINETEEN”などフリーキーな一面も見せつつ、軽快なポップ・パンクの“NIGHT NIGHT”や“ラブというソング”、人情味に溢れた“おちこぼれブルース”や“NOSTALGIC NOSTRADAMUS”など、いつになく開放的な表情も覗かせるのが実にいい! 初作の収録曲をアユニ自身のベース演奏も含めて現在のバンド編成でリテイクした『super zoozoosea』(初回盤のみ同梱)も聴きもの。