ロンドン出身の女性シンガー・ソングライターによるデビュー作は、アデルやシーアらを手掛けたグレッグ・カースティンなど複数のプロデューサーを招き、ピアノの弾き語りを中心にアップテンポな曲も交えた正統派のポップソング集。何より注目は力強さと透明感を兼ね備えたヴォーカルで、少し鼻にかかった声はオンリーワンの存在感を放つ。英Times誌に〈The Voice of 2019〉と称されたのも納得です。