濫用されて安易な言葉となってしまった〈シティー・ポップ〉の真髄をトオミヨウ制作であえて提示する3部作の完結編。小気味良い“美しい顔”や“That Summer”など極上の〈定型〉でも酔わせつつ、手が合うG.RINAを招いたレゲエ風の“Ice Cream Talk”など全体のアレンジの振り幅はとんでもない。80sの広告コピーっぽい機微のある詞に(主に同性への)メッセージを忍ばせる腕も流石。都会人の孤独と美意識がスマートに輝く傑作!