新ドラマーを迎えて活動を再開した4人組の新作には、心の奥底で蠢く感情をそのまま取り出したかの如き轟音で、他者や世界と対峙してきたこれまでと異なる表情が。繊細なタッチのアコギと共に歌いかける“嫌い”や、幻想的なギターが美しく鳴り響く“死にたいって言えばそれだけで”をはじめ、4人が奏でる柔らかなアンサンブルと心を締め付ける旋律が、楽曲に〈ただ横にいてくれる優しさ〉を与えている。