若き天才として称揚された彼もこのニュー・アルバムにてドミノ移籍から3作目を数え、いよいよ10年選手の域に。昨年はOPNとのコラボ“Babylon”やサード・マンからのLPリリースも話題になったが、本作はそれ以前からじっくり時間をかけて制作されてきたそうで、中身も非常に濃い印象だ。それでも持ち前の歌唱が導く瑞々しさは変わらず、出来映えはやはり素晴らしい。日本盤ボートラも聴きモノのはず。