ジャック・アントノフとラナ自身が中心になって制作された新作は、前作のモダンなアプローチはそのままに、彼女自身のルーツであるレトロ要素をより色濃く反映させることに成功している。クラシカルなソングライティングに、硬質なビートや分離のいいタイトな鳴りといった現代的なプロダクションで、重厚な世界感の中にも風通しの良さを実現。また、その詞世界もよりいっそうの洗練を見せている。