神戸で結成され、数々のフェスやコンテストでも名を上げてきた3ピース・バンド。2枚目のアルバムながら、すでに強烈な個性が刻印されており、グランジやガレージ、ヘヴィー・ロックの持つ野生味や攻撃性を思う存分発散している。一方でギターのコードワークは知的でもあるし、思い切り歪んだロウなベースが鋭く刻まれる16ビートと重なるスリルはなかなか他では聴けないものだ。新世代の台頭を象徴する一枚。