TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタヴューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を再生リストにまとめています。記事と併せてぜひご覧ください。

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今回登場してもらうのは、10月23日(水)にセカンドEP『miss u / C U L8er』のリリースを控える期待のバンド・gatoです。TOWER DOORSでのご紹介は2回目となる彼ら。このたび、新作から“miss u”を提供してもらいました。

gatoは、2017年より都内で活動する5人組エレクトロ・バンド。2018年にはファーストEP『luvsick』をリリースし、早耳リスナーから注目を集めました。〈出れんの!?サマソニ!? 2019〉では最終選考まで上り詰めるなど、確かな実力を持っています。バンド編成でエレクトロニックなサウンドを演奏する力強いライヴは、凄まじいの一言。まさにD.A.N.やyahyelに続く新星と言えるでしょう。また映像と楽曲をシンクロさせたりと、ヴィジュアル面にもこだわった独自の世界観とパフォーマンスにも定評があります。

そんな彼らの音楽性は、ポスト・ダブステップやフューチャー・ベース、ヒップホップが基調。さらに、2000年代のドイツ・エレクトロ・シーンや北欧エレクトロニカからも影響を受けているようで、多彩なサウンドが魅力的です。

そんなgatoに〈6つの質問〉から迫っていきましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「出身地は今年4月に加入したsadakata(東京出身)以外は千葉出身のバンドです。元々はみんな別のバンドをメインに活動していて、たまたま解散や脱退などのタイミングが重なったのもあって当時メンバーを探していたageがみんなに声をかけて今のメンバーでの活動が始まりました。

今とは別のバンド名義で元々はポストロック、オルタナ、北欧系、emo要素のあるギターロックバンドをやっていたのですが、初めて同期を導入した楽曲(“creep”)をageが持ってきたタイミングで女性ボーカルが脱退しまして、又ageが当時勤めていた仕事を辞めて音楽活動に本腰を入れようとしていたのもあって今のgatoという名義に変えて活動を始めました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

age(ヴォーカル)「Mura Masa “What If I Go?”

Sigur Rós “Vaka”

Radiohead “2+2=5”

Colour “Over The Moon”」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“miss u”

「セレクトの服屋さんで働いてる女性とお付き合いしていて、その人を待っている時や会いに向かっている時に書いた曲です。もうその人とはお別れしてしまったのですが。笑

その時の心情や感じていた事っていうのがふと思い出したときにどうしようもなく込み上げてくる時を歌詞や曲に落とし込めたと思っていて一方通行に求めるものであり別れの意味も含んでます」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

ravenkneephaithe McFaddinpavilion xoolsikisi

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

age 「Audio Dope “Unconditional (Remix)”

Maribou State “Kingdom”

ダンス調でありながら楽曲としての構成を崩さずサンプリングなどのサウンドアプローチや遊び心を忘れない発想がcoolな曲調に織り交ざってこれからの流れを感じます」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「現在はフルアルバムの制作を進めながらアパレルやアートワークなどでインストアライブや多方面への楽曲提供などをと考えております。来年はフェスやサーキットイベントへの出演、また海外(主にアジア)での活動にも力を入れたいと考えています」

 

gatoのニューEP『miss u / C U L8er』は、SIRUPとの共作やパソコン音楽クラブのリミックスなどで知られるトラックメイカー・pavilion xoolが全編プロデュースしているそうです。

また、同作のリリース・パーティーが11月1日(金)に東京・恵比寿LIQUIDROOMの2階、KATA/Time Out Cafe & Dinerで開催されます。共演はShin Sakiuraとpavilion xool。彼らの圧倒的なライヴ・パフォーマンスを、ぜひ生で体感してみてください。

 


LIVE INFORMATION
下北沢レコードpresents 3man Live​
2019年11月1日(金)東京・恵比寿 KATA/Time Out Cafe & Diner
開場/開演:18:00
出演:gato/Shin Sakiura/pavilion xool
DJ:JUDGEMAN
前売り/当日:2,500円/3,000円(いずれもドリンク代別)
チケット(e+): https://eplus.jp/sf/detail/3108180001-P0030001
https://www.timeoutcafe.jp/schedule/2019/11