現体制で初のアルバムは、〈メタルの銀河を旅する〉をテーマに豪華ゲストも迎えたヴァラエティー豊かな大作で、日本盤は2枚組に分割された全16曲入り。Disc-1はB'zのTak Matsumotoを招いたユーロビート仕立ての“DA DA DANCE”を序盤のハイライトに据え、オリエンタルな“Shanti Shanti Shanti”など、基本はデジタライズされたダンス・ミュージックの爽快感が駆け抜けていく。Disc-2はトラップの“BxMxC”もモダンに交えてメタル(コア)色強め。壮麗なジェント風の“Starlight”と意味ありげなプログレ壮大バラード“Shine”が続き、ドラゴン・フォース情緒の感動メロスピ“Arkadia”でシメる昂揚フルコースはわかっちゃいるけど最高! 妙な神格化に退いた初期ファンこそ今回は楽しめるかも。