地元ヒューストン支援を続けるホームタウン・ヒーローの約1年半ぶりの新作。冒頭の表題曲から持ち味であるディープな語り口調のトレイ節が炸裂し、“How It Go”など要所で渋味の効いた歌声も聴かせながら、そのシリアスな世界観にグッと引き込んでいく。その活動に賛同して彼が地元で主催するイヴェント〈Trae Day〉にも来場したことがあるニプシー・ハッスルの死を嘆いて追悼した“Nipsey”には涙。