クイーン・ナイジャとのビーフも記憶に新しいゴスペル界の大御所による4年ぶりのソロ作。クワイアを従えてトラディショナルとコンテンポラリーの中間を行く楽曲をバリトンで遠慮なく歌い倒す様は流石の貫禄で、ハモンドB3を弾いてゲストに歌わせる場面もある。ジェラルド・アルブライトらも参加するなか、PJモートンが鍵盤と歌で客演した94年曲リメイク“Colorblind”は、剛柔の声がぶつかり合う美麗でメロウな一曲に。