トロント出身でロンドンを拠点に活動する女性ビートメイカー/シンガーによるトゥルー・ソーツからの2作目。霞がかかったローファイ・ビートは同郷のノア・シェビブのようで、不穏な幻想ムードはブリアルのよう。出身と拠点の両地のハイブリッドといえる音楽性は、アンニュイな歌と相まって非常に幻惑的。本作の収録曲名のごとく、聴きながら“Stone”状態かつ“Mesmerized”されるのが吉でしょう。