北海道発の19歳トリオが放つ2枚目のEPは、蒼くピュアな歌が印象的な楽曲ばかり。とはいえ、タイプの異なる個性的な全5曲が並んでいる。生々しい感情を吐露したライヴ感溢れる“バンド”からビーチ・ボーイズばりのコーラスを仕込んだ“クラスメート”まで、つい口ずさみたくなるポップ・マジックがあちこちに。エレキの弾き語りからバンド編成に移行する“ぼくの部屋、朝のまち”も実に味わい深い。