CMで大量オンエア中のアンニュイかつ超絶なまでにキャッチーなダンス・ナンバー“バケノカワ”や、凶暴な勢いで襲いかかる“オトシマエ”、どこか感傷的で美しい旋律を届ける“阿吽”、まるで童話や絵本の世界に飛び込んだかのような“おはよう”など、射程範囲が相変わらず広くて圧巻。表現の幅を飛躍的に拡大させたフル・アルバムからまだ半年強というトピックを含め、勢いが止まる気配なんて皆無の充実した新作だ。