近年続いたエレクトロニカ路線を経て新たに蓮沼執太をプロデューサーに迎えた新作は、生楽器を主としたシンフォニックな音世界を展開。柔らかな管弦楽の旋律に彼女の透明な歌声が溶け込む様が美しい“ドア”から、オーガニックな音像に母性すら感じさせる大きな愛が込められた歌詞が似合う“だいじょうぶ”での幕引きまで、温もりと煌めきに満ちた音に包まれた、ファンタスティックな仕上がりとなっている。