INTERVIEW

ぱいぱいでか美 “PAINPU”『レッツドリーム小学校』――【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第31回 Part.7

A B C D E-cha E-chaどころか……Fの衝撃!

ぱいぱいでか美 “PAINPU”『レッツドリーム小学校』――【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第31回 Part.7

TIFは本当に出たいです。めちゃくちゃ出たいです。アイドルさんもヲタもみんなキラキラしてる最高のお祭り。去年は大森(靖子)さんがスタッフとして連れて行ってくれて、〈なんて可愛くて熱があって素晴らしいイヴェントなんだ!〉と思いました」。

 そう語るのは、ぱいぱいでか美。その直球すぎる名前をどこかで気に留めていた人もいるでしょう。プロフィールによると、ももちこと嗣永桃子Berryz工房)をはじめとするハロー!プロジェクトを心の支えとする彼女は、〈歌って踊れるバンドウーマン〉としてのライヴ活動はもちろん、「おもしろそうだったらやる!」という姿勢でDJやイヴェントの司会、テキーラガールなどもこなす〈桃色の女〉。何より去る5月に発表した初の一般流通シングル“PAINPU”は、大森靖子プロデュースという話題性(とジャケのパインパクト!)も手伝って彼女の名を一気に広めることとなりました。

ぱいぱいでか美 PAINPU PINK(2014)

「とにかく嬉しいです! 仮に明日死んだとしても、ぱいぱいでか美が生きてたことが残せるので。作品的な意味じゃなくて〈生きてたぞー!〉的な軽い感じです(笑)」とリリースへの感慨を語る彼女、もともと小さな頃から歌うことが大好きだったそうで、学生の時代にはサークルの先輩たちと〈もんとs〉なるバンドを結成。なお、〈ぱいぱいでか美〉というあられもない名前はその先輩から授かったものだそうです。「なりゆきと勢いで、自分自身も覚えやすいしええやん!って感じでした」というノリも素晴らしいですが、2012年末にバンドは解散。そこからひとりで踏み出した彼女を支えるアーティストたちのなかに、ハロヲタという共通項もある先述の大森靖子がいたわけです。

「大森さんは私にとって師匠です。音楽的にも人間的にも、いろんなことを学ばせてくれる方です。ライヴのキレキレのイメージがもしかしたら強いかもしれないけど、本当に優しい。ハロプロの話をする時はいい感じにイッてらっしゃるのでこっちも話しやすいです」。

 シングルに収録の“PAINPU”“プレイリードッグ”は、いずれも大森の神聖なる書き下ろし。キュートに弾ける元気いっぱいな前者も、さみしげな表情の浮かぶ後者も作者の眼差しを窺わせるもので。

「デモをいただいた時、〈うわー、大森さん、めっちゃ私のこと見てくれてたんだな……〉とか勝手に思ってめっちゃ泣きましたね。誰にでも二面性はあると思うんですけど、とくに自分はそういうのが激しいほうなので、歌っていて気持ちいいです。ただ“PAINPU”はほんとにびっくりするくらい可愛い曲なので、もっともっともっと可愛く歌って踊って、見た目も伴っていきたい!」。

ぱいぱいでか美 レッツドリーム小学校 MY BEST!(2014)

 一方で、このたびMY BEST!からはアルバム『レッツドリーム小学校』が登場。もともと共通の知り合いだった大森を通じてシングル以前に決定していた案件だそうですが、これまた豪華な作家陣の楽曲提供も話題を呼ぶことでしょう。こちらでは彼女自身が「日常+フィクション」という視点から半数ほどの作詞も担当。

「ちょっと嫌だったなーってことを曲の中では死ぬほど憎んだり、あの人かっこいいなーっていうのをめちゃくちゃ愛したりしています。あとはTVにすぐ影響されるので、その時はまってるドラマに出てる気分に陥りがちで、客観的に見たら100%フィクションなんですけど、私的にはドラマに出てるつもりでいるので、半分日常なんです」。

 さて、この連続リリースを受け、7月5日には大阪ミナミのフェス〈見放題2014〉、7日には川本真琴と大森靖子のツーマン〈新宿ロフトpresents 乙女の事情〉へのゲスト出演も決定。以降も共演の増えているアイドル界隈はもちろん、「楽しそうなことにはホイホイ寄っていく人間でありたい!」との言葉通り、何でもアリな今後の展開に胸は膨らむばかりですね!

 

▼参加アーティストの作品/関連盤

左から、大森靖子の2013年作『絶対少女』(PINK)、どついたるねんの2014年作『grandmother's milk』、川本真琴の2013年作『願いがかわるまでに』(共にMY BEST!)、スカートの2014年作『サイダーの庭』(カチュカ・サウンズ)、植野隆司の編集盤『ウエノタカシとは何か?』(SUPER FUJI)、三輪二郎の2014年作『III』、図書館の2009年作『図書館の新世界』(共にMY BEST!)、カメラ=万年筆の2013年作『bamboo boat』(Pヴァイン)、NRQの2012年作『のーまんずらんど』、藤井洋平の2013年作『Banana Games』(共にMY BEST!)、三沢洋紀と岡林ロックンロール・センターの2013年作『サイレントのとんがり』(WEATHER/HEADZ)、大島輝之&大谷能生の2014年作『秋刀魚にツナ~リアルタイム作曲録音計画』(UNKNOWNMIX/HEADZ)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

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