ショーン・レノンモデルで恋人のシャーロット・ケンプ・ミュールと組んだデュオの新作だ。4年前の『Acoustic Sessions』はタイトル通りアコギを中心にしたシンプルなポップソング集だったが、今作は1曲目からサイケアシッドハード・ロック調。同じデュオとは思えないほど音が変わっていて驚かされる。以降もサイケ色が濃厚で、超現実的な旅をしているかのよう。ショーンの歌はずいぶんと表現力豊かになった。