生誕100周年という記念すべき2014年はまさに伊福部昭リリースラッシュ。その中で決して埋もれてはならない一枚がある。武満徹にも認められた現代音楽のギターの名手・鈴木大介が伊福部昭に挑むこのギター作品集だ。ギターの為に書かれた《箜篌歌》や《トッカータ》などはもちろん、《サンタマリア》《バロック・リュートのためのファンタジア》といったおなじみの楽曲も鈴木大介氏本人の手によるトランスクリプションで収録されている。彼が思う「伊福部昭の音楽」の姿が浮き彫りにされており他の作品集とは確実に何かが異なる。折角の100周年、いろいろな伊福部昭を聴きつくしてもバチは当たるまい!

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