2012年に逝去したシカゴのフォーキー・ソウルマンの名曲群がしっくり馴染む形でフリー・ソウル盤にコンパイル。カデット時代の音源を中心に、それ以前の音源からトーキング・ラウドでの復活期、4ヒーローのリミックスやベス・オートンとのコラボレート、そしてポール・ウェラーやNujabesとの共演まで、故人のキャリアを総括するかのよう。解説によると同名パーティーを始めるそもそものきっかけが“Ordinary Joe”にあったそうで、本作が〈フリー・ソウル20周年〉のキックオフとなったことにも納得です。

 

一昨年亡くなったフォーキー・ソウルマンのフリー・ソウル盤。もともと同名パーティーを始めるきっかけが“Ordinary Joe”だったそうで、監修者にとっても格別の意味を持つ一枚だろう。カデット以前の音源からトーキング・ラウド期、ポール・ウェラーやNujabesとの共演まで、偉人の輝きを自由に辿ってほしい。