TIFには(インディーでの)CDデビュー日のステージとなった2012年から3年連続での出場となるさんみゅ~。大手プロダクションのサンミュージックが21年ぶりに手掛けるアイドルとなったこのグループは、同社のタレント養成学校の生徒たち約1,000名のなかから選ばれたヴィーナスたちです。事務所の大先輩にあたる岡田有希子のNo.1ヒット“くちびるNetwork”でメジャー・デビューした彼女たちは、80年代のアイドルが持っていた慎ましさや純真さをチャームとしながら、着実に階段を昇ってきました。そんなさんみゅ~が、先立ってのシングル“純情マーメイド”に続き、いよいよ待望のファースト・アルバム『未来地図』を完成です!

さんみゅ~ 未来地図 ポニーキャニオン(2014)

 デビューから3枚続けたカヴァー・シングル(前述の“くちびるNetwork”に続き、“ほほにキスして”“夏祭り”)もインパクトのあるものでしたが、やはり彼女たちの真価が発揮されたのは、メンバーのソロ・パートもグッと増えた4枚目のシングル“これが愛なんだ”以降のオリジナル曲で、今作に収められた新曲群――軽やかに弾むハッピー・チューン“ハレルヤ”、ラテン・テイストの歌謡ナンバー“白い蕾”、ピュアピュアなラヴソング“初戀”、ハートフルな友情ソング“僕らの未来地図”でも、8人のキャラクターをより眩しく輝かせています!