内省的なアルバムだと当人たちは語っているが、ディセンデンツのビルと作り上げたこの7作目も熱いライズ・アゲインスト節が満載だ。“The Eco-Terrorist In Me”のようなハードコアだけを求めるファンは、いまとなっては少数派なはず。硬派な姿勢を貫きながら、ハード・ロックやストリングスを使ったバラードも交える懐の深さが、いまの彼らの持ち味。アメリカン・ロックの王道で勝負しようという意気込みに痺れる。