これは良盤! アニメ東京レイヴンズ」のトリビュート盤となった3作目は同作品のオープニング曲“X-encounter”で組んだI've高橋一矢とスコアを手掛けた井内舞子が作・編曲を、黒崎が全作詞を担当。アニメの世界観を追体験できるのみならず、トランス×オルタナとでも言うべき翳のあるドラマティックなサウンドに引き出された主役のクールネスを堪能できます! メルヘンチックな“K・O・N §”も可憐な差し色に。

 

 

毎回どんなアーティストとコラボするのか楽しみな人気声優の次なる相手はシアターブルック佐藤タイジ! 〈愛〉がテーマの表題曲は、主役のほんわかしたキャラ&歌唱と大らかなロック・チューンがハートフルに聴き手を包んでくれます。一方のじんプラットホーム製のカップリング曲も、軽快なバンド・サウンドに乗せたほのぼの系ラヴソング。ホッと心が解ける一枚です。

 

 

にーそっくすす 精霊剣舞祭 KADOKAWAメディアファクトリー(2014)

アニメ「精霊使いの剣舞」に登場する美少女5人のキャラソン・ユニットによるエンディング曲は、高らかに鳴るアイリッシュ・パイプと目まぐるしい旋律に昂揚感を抑えきれないアッパー・チューン。そしてカップリングは納得のセレクト、Cherry Brown“KN33SOXXX”のカヴァー! 各キャラに沿って書き換えられたリリックに力が抜けるニーソ讃歌になっています。

 

 

今回のジャケは〈ヨーロッパ特急〉! サントラに続きTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが登板したアニメ「ウィッチクラフトワークス」のキャラソン集は、脱力ファンクテクノ・ポップを重ねた冒頭曲から悪ノリ全開の高品質サウンドが目白押しで、ユーモラスな松井洋平の詞世界や声優陣の熱演と相まって、とにかく全編楽しすぎる! たおやかなピアノバラードがむしろ異色というハイテンション盤。

(C)水薙竜・講談社/ウィッチクラフトワークス製作委員会

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