コンスタントなリリースを続ける元U.N.Vのテナー・シンガーによるソロ4作目。今回は初のアーバン・ゴスペル作だが、詞の内容が聖でも性でも熱い歌い込みは変わらず、むしろ過去最高峰の歌バカぶりを披露。多重録音で重ねる自身の歌声は相変わらず肉厚でジューシーな聴き味だし、6曲もあるシフォン・マクニールという女性シンガーとのデュエットで絡み合い高まっていく様はあまりにも官能的。スロウ中心の構成も上々だ。