現代ジャズ・シーンにおいて大きな存在感を持つドラマー、マーク・ジュリアナ。彼が新たに立ち上げた自身のレーベル、ビート・ミュージック・プロダクションからの第1弾として9月2日に同時リリースされる新作2タイトルの音源がSoundCloudで公開中だ。

ひとつはマークのプロジェクトであるビート・ミュージックのニュー・アルバム『Beat Music: The Los Angeles Improvisations』で、マークのほかティム・ルフェーブル(ベース)、ジェフ・バブコ(キーボード)、トロイ・ジーグラー(ドラムス)が参加。グループ名通りのドラムとベースによるビートを強調したサウンドで、公開されている3曲のうち“That DeeJay Chick Works At The Bank Now”にはキーボード・ソロがフィーチャーされている。

 

もう1タイトルはマークのソロ作『My Life Starts Now』。公開されているのは、浮遊感のある電子音のなか、独特の溜めや変則的なリズム・パターンを駆使したマークのストイックなプレイが冴えわたるタイトル・トラック。ほかにはどのような楽曲が収録されているのか、ビート・ミュージックとの兼ね合いはどうなっているのかなど、気になることは多い。早く2作を聴き比べてみたい!