ユノちゃんが大事に至らなくて本当に良かった! でも大好きなHIGH RISEのCD化をスルーしていた私は、いまだにショック状態です。さて、気を取り直して最近ゲットした良質なリイシュー/発掘盤を報告しますね。

CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG CSNY 1974 Warner Bros./ワーナー(2014)

 まずはクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングによる74年の再結成ツアーをまとめた、驚愕の全編未発表ライヴ音源集『CSNY 1974』。3枚組の計40曲に加え、8曲分のパフォーマンス映像を収めたDVD付きの大ヴォリュームで、いままで陽の目を見なかったのが不思議なほどの好内容です。

 

 

THE BAND Carter Barron Amphitheater, Washington DC, July 17th Keyhole(2014)

 アメリカン・ロックと言えばもうひとつはずせないのが、ザ・バンドの『Carter Barron Amphitheater, Washington DC, July 17th』。かの〈Last Waltz〉直前の76年6月に行われたツアー音源ですが、解散間近とは思えないほど充実した演奏ですし、何よりいまでは叶わない5人全員が揃ったステージというだけで私は感涙してしまいました。

【参考動画】ザ・バンドの76年のライヴ映像

 

 

KATE BUSH 1979 Television Special Featuring Peter Gabriel Immortal(2014)

 お次も発掘ライヴ音源で、ケイト・ブッシュの『1979 Television Special Featuring Peter Gabriel』。そもそも彼女はデビュー直後にしかライヴを行っていないので、その点だけでも非常に貴重ですが、パフォーマンスも素晴らしいし、さらにタイトルにもある通りピーター・ガブリエルとのデュエットまで聴けてしまうのだから、これまた感涙必至です!

【参考動画】ケイト・ブッシュの79年のパフォーマンス映像

 

 

VARIOUS ARTISTS C86: Deluxe 3-CD Edition Cherry Red/BAD FEELING(2014)

 そして最後のアイテムも物凄いですよ。NMEが86年に当時のインディー・ポップ・バンドをまとめた伝説的なカセットコンピの大拡張版『C86: Deluxe 3-CD Edition』。ジーザス&メリー・チェインパステルズといった有名どころから、まるで無名のオブスキュアなバンドまでがギュウギュウに詰まった3枚組の全72曲で、アノラックネオアコ好きならマストです!