キューバ革命前夜の1950年代中盤、煌びやかな歓楽街として栄華を誇っていたハバナのナイト・クラブで演奏していたミュージシャン達のアフター・アワー・セッションをピアニスト、フリオ・グティエーレスによるディレクションのもと録音されたキューバ音楽史上屈指の名盤2作を2in1で復刻。リズムやテーマとなるメロディを基に、ナイト・クラブでは求められないであろうアイディアを出し合い展開していく演奏はソンルンバなどキューバ音楽の多彩な魅力を凝縮し、さらに先進的なアプローチも提示するミュージシャンシップ溢れる充実の内容。当時の華やかで享楽的な雰囲気も窺える興味深いー枚。