パンチ・ドランクやモーダントなどから奇怪でアブストラクトな作品を放ってきた多作家のニック・エドワーズ。プラネット・ミュー発となったこちらの新作は、ドローン、ハウス、ダブが70年代ドイツの電子音楽と深海で出会ったような、アクアティックで不思議な感触のある一枚だ。深みのある音にズブズブと身体を委ねると気持ちの良いトリップができる反面、現生に戻れなさそうでちょっと怖いかも……。