DISC GUIDE

ジャンルを横断して広がるLA~西海岸のアンダーグラウンド・シーン、その盛り上がりの一部を再確認!

【バスドラ発、ヒップホップ経由、ビーツ行き】Part.4

フライング・ロータスらの大活躍を受けて、いわゆるビート・ミュージックもアブストラクトもエレクトロニカもヒップホップも、最近ではインディー・ポップとかジャズも、いい感じでサウンドメイカーやMCたちが横断し、ひとつの大きい塊を作り上げているようにも思えるLA~西海岸のアンダーグラウンド・シーン。例えばタワレコのコーナーでも置いてある場所はバラバラだったりするでしょうが、チェックする側が自由に横断していろいろ聴いてみるべき局面はまた一段階先に進んで、どんどん増えていっているようです。そんなわけで今回は、オーセンティックなヒップホップの流れから出てきたバスドライヴァーの、いまのLAの縮図のような人脈バランスで作られたニュー・アルバム『Perfect Hair』を取っ掛かりに、その盛り上がりの一部を再確認するとしましょう!

 


 

NOCANDO Jimmy The Burnout Hellfyre Club/Alpha Pup Japan(2014)

タグ LAビーツ

バスドライヴァーの盟友によるセカンド・ソロ・アルバム。バスドラよりはスタンダード感のあるフロウを披露する人ではあるが、伝統的な西のアングラ感も、仄かなレイドバック気分も、重たいLAビーツとの親和性も持ち合わせた柔軟さは流石だ。本作ではデイム・ファンクとの共演がトピック。

 

 

ブレインフィーダーからの今作で大注目を浴びた後のワープ移籍で、現在はフライング・ロータス師匠とレーベルメイトになっている彼。ビートもラップもカッコいいセルフメイド野郎だが、最近光るのはキャプテン・マーフィー今回のバスドライヴァーも含むトラックメイクの手腕だ。

 

 

エヴィデンスの実り多きステップ・ブラザーズ活動を経て、何と本隊もライムセイヤーズから復活! DJプレミア9thワンダーも流石だが、このページ的にはヴィンス・ステイプルズクロンドンオー・ノーシック・ジャッキン、地続きの界隈がさっぱり垣根を取り払ったような佇まいに注目したい。

 

 

巨漢のビートメイカーとしてアルファ・パップからもリリースのあった彼が、スクープ・デヴィルマインドサインらを迎えて作ったラップ・アルバム。出来映えはもちろんファットで、食えそうなジャケだが、食うのを忘れるほどの味わい深さ。最近はジェレマイアへのビート提供も実現!

 

 

ストーンズ・スロウ傘下で自主レーベルのリーヴィングを走らせながら、己はブレインフィーダーにも名を連ねる彼は、いまのLAシーンにおける自由な往来ぶりを象徴する一人だろう。厚みのあるソウルフルな音像でメロディアスな手捌きを聴かせる本作は、まさにマシュー流ジャジー&メロウのよう。

 

 

生まれはニュージャージー、現在はLAを拠点とする新鋭ビートメイカー。ピュアなエレクトロニカとJ・ディラっぽいサンプル・ワークやヴァイブレーションの両面を併せ持った存在で、このアルバムもピーナッツ・バター・ウルフが好きそうなイイ感じの出来。プロデュース仕事も増えそうな逸材だ。

 

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