フリー・ソウル視点で選ぶ10年代クラシックスの〈グルーヴ〉編。インコグニートブランニュー・ヘヴィーズといったアシッド・ジャズ組の健在ぶりを起点に、ボビー・コールドウェルを引用したテラス・マーティンスティーリー・ダンを思わせるステップキッズなど、新進アーティストによるスタイリッシュなAORオマージュも織り交ぜ爽やかに聴かせるセレクション。ハイエイタス・カイヨーテクリス・ターナーらの芳香も良いアクセントになっており、表題通りの小気味良い聴後感はシリーズ最高峰だ。

※試聴はこちら