タワーレコードの「プレミアム・クラシックス」シリーズの中の一枚。古楽器演奏の横綱、ガーディナーがモダンオーケストラを指揮した代表盤。ガーディナーは、実演ではモダン・オケも頻繁に指揮していて、弦のノンビブラートなど古楽器奏法は導入せず、現代オケの機能をフルに発揮し演奏を繰り広げている。《惑星》はもとより、3台のピアノと多数の鍵盤打楽器が活躍する、メシアンの「トゥランガリラ交響曲」を濃縮したような極彩色の佳作《戦士たち》に於いても、その劇性の起伏の広がりと彫りの深さは、カラヤンラトルなど既発盤も凌ぐ、予想外の名盤だ。

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