こんにちは。ブログ更新の間隔が若干空いてしまいましたが、今日は最近YouTubeで公開された現代ジャズのライヴ動画をどんどん貼っていきたい思います。

あ、そうだ。その前に。〈ジャズを次なる黄金世代に導き大反響を巻き起こした新世代ガイドの第2章〉と帯で謳われている書籍、「Jazz The New Chapter 2」がついに発売されましたね。〈1〉に比べてインタヴューも大増量、さらに濃厚な一冊になっていますので、みなさまぜひ(僭越ながら、僕もディスクレヴューのページに寄稿してたりします)。

柳樂光隆 Jazz The New Chapter 2 シンコーミュージック(2014)

 コンピCDや関連した再発盤も絶賛発売中!

VARIOUS ARTISTS Jazz The New Chapter ユニバーサル(2014)

※試聴はこちら

 

さて、それでは動画紹介を。まずは〈JTNC〉1にもインタヴューが掲載されていたイスラエルのベーシスト、アヴィシャイ・コーエンの現レギュラー・トリオでのライヴです。メンバーはピアノがニタイ・ハーシュコヴィッツ、ドラムがダニエル・ドール。曲は人気アルバム『Gently Disturbed』などでも演奏されている“Variations in G Minor”。

アルバム『Duende』ではハーシュコヴィッツとのデュオで演奏されていた“Four Verses / Continuation”。

 

続きましてはキューバ出身の若手ピアニスト、アルフレッド・ロドリゲスが最新アルバム『The Invasion Parade』の表題曲を演奏したものを。

アルバムや僕も観に行った来日公演ではサックスやトランペットがフィーチャーされていましたが、この動画はピアノ・トリオでの演奏。構成やアレンジも変わっていたり本人のソロもかなり気合が入っていたりして、CDと比べてみても相当面白いし、かなり好きですこの演奏。

もうひとつ、スロウな楽曲“Veinte Anos”も貼っておきましょう。

いやー、いいっすねこの人。これからさらにガンガン来るんじゃないでしょうか。Mikikiにもintoxicateからの記事2本が掲載、〈JTNC2〉にもアルバム・レヴューが載っています。

 

お次もキューバ出身のミュージシャン。〈ライヴ動画〉とは少し違うかもしれませんが……。Mikikiでも何度も紹介させてもらっているドラマー、ダフニス・プリエトのソロ・パフォーマンス映像。ドラムのスティックで有名なメーカー、ヴィック・ファースの公式チャンネルにアップされていました。

ドラム・ソロなんですけど、演奏で歌いまくってますね。かっこいい……。

 

どんどん行きましょう。以前トピックスでもご紹介したアルメニアのピアニスト、ヴァルダン・オヴセピアンのピアノ・トリオでの演奏。

タチアナ・パーハとのデュオ作(〈JTNC2〉にもレヴュー掲載!)や弦楽入りラージ・アンサンブル〈ヴォーチェ〉が話題ですが、トリオでの演奏もかっこいいですね。動画は何曲かのパフォーマンスを編集したダイジェスト映像になってます。もっと観たいなー。

ヴォーチェの新しいライヴ映像も各曲ちょこっとずつの編集でアップされていました。素晴らしい……。

 

最後に、プエルトリコ出身のアルト・サックス奏者、ミゲル・ゼノンのカルテットがジョー・ヘンダーソンの曲を演奏した模様をどうぞ。

いつになくオーソドックスなスタイルのスウィング・ビートでの演奏ですね。ゼノンは定期的にジャズの偉人のトリビュート企画を開催しているようで、この動画のアップ元と同じ自身の公式チャンネルでチャーリー・パーカーオーネット・コールマンマイルス・デイヴィスらの楽曲を取り上げたライヴの映像も公開しているので、気になった方はぜひ。

もう1曲貼っておきましょう。カメラは固定だし音質もそれほど良くないんですけど、こういう演奏動画を定期的にアップしてくれるのはファンとしてとてもありがたいですね。

 

今回貼った動画はすべて9月に入ってから公開されたものなのですが、期せずして〈JTNC〉のワールド・ジャズ特集ページに載っているような人ばかりになってしまいました(というか、実際に全員が1、2どちらかに載ってますね)。「このへんの人たちがバッチリ紹介されている!」というだけでも、〈1〉が出たとき本当に嬉しかったのを覚えています。

駆け足で動画を貼っていくだけになってしまいましたが、今日はこのあたりで。それではまた。