前作『El Existential』でグラミーを受賞したテキサスのラテン・ファンク・バンド、グルーポ・ファンタズマの6枚目のアルバムです。今回はセルフ・プロデュースではなくスティーヴ・バーリンロス・ロボス)に舵取りを委ね、ファニア的な本気のサルサからデスカルガ、ギターの咽び泣くサンタナ風のラテン・ロックといった多彩なアレンジに、時折チラッと出てくるポップな歌と情熱的で哀愁漂うメロディーを配合。クァンティックらとは違う角度からラテン音楽の良い部分をギュッと凝縮して固めてみせたような出来です。ラテン・ミュージシャン特有のワルそうで艶っぽい雰囲気が音源だけからもビンビン伝わってくる感じで、日本でも次の夏あたりにフェスでライヴが観られたらいいなーと思ったりしますね。