ロシアのドラムン野郎がこの名義でのサード・アルバムをリリース。サイレント系を通過してIDMっぽい音像にリーチした緻密さはインテリジェント・ドラムンベースとか呼んでおきたい感じで、エルサ・エスメラルダの歌う“Lucid Dreams”などの耽美なノリは別名義でイグジットに作品を残してきた経歴を裏付けるものでもある。古臭い表題とは裏腹に、繊細なビートのしなやかな躍動ぶりはどうにも新しい。