先頃〈スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド〉で来日した南アフリカのシンガー・ソングライターによる初アルバム。アフロ・ジャズダブの要素も隠し味程度に採り入れながら、しなやかで透き通ったハイトーン・ヴォイスを震わせ、モダンなフォーク・ポップを披露しています。鳥のさえずりや聖歌隊のコーラスも、この作品の持つ神秘的なムードを助長。唯一無二のサウンドに、時間を忘れてただただ聴き入ってしまいました。