LAND OF 100 JAZZ
ジャズの100枚。を一気に紹介!

BUD POWELL Jazz Giant Norgan/Verve/ユニバーサル(1956)

モダン・ジャズ・ピアノを確立したジーニアスの絶頂期を克明に刻んでいる傑作! 疾走感のある“Tempus Fugue-it”で見せる勢いや、バラード“I’ll Keep Loving You”における情感豊かなプレイなどに揺さぶられます。

 

THE MODERN JAZZ QUARTET Django Prestige/ユニバーサル(1956)

室内楽風のサウンドもあって、多くのクラシック・ファンにジャズの入口を用意したモダン・ジャズ・クァルテット。本作はオリジナル・メンバーによる3つのセッションを記録し、ジャンゴ・ラインハルトに捧げた表題曲の初演も収録。

 

KEITH JARRETT TRIO Standards, Vol. 2 ECM/ユニバーサル(1985)

ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットと共に、往年の名曲に斬新な息吹を吹き込んだスタンダード・トリオ作品の第2弾。一方で、オリジナル・ナンバーの“So Tender”も収録されています。

 

LIONEL HAMPTON ALL STARS Star Dust Decca/ユニバーサル(1958)

ヴィブラフォン奏者として30年代から活躍し、自身の楽団からはクインシー・ジョーンズらを輩出したことでも知られるライオネル・ハンプトン。こちらはスウィング時代を代表するプレイヤーたちがズラリと揃ったライヴ盤です。

 

豪快な音色に自在なフレーズ。巨匠ソニー・ロリンズが、ピアノレス・トリオで録音した至高のセッション。NYの名門ジャズ・クラブ〈ヴィレッジ・ヴァンガード〉における歴史的な初ライヴ録音なのです。

 

WYNTON KELLY Kelly Blue Riverside/ユニバーサル(1959)

ハード・バップ・シーンの人気ピアニストによる親しみやすい超人気盤。セクステットによるファンキーなタイトル曲はジャズ喫茶でも大ヒットしたそう。ブルージーな哀愁を漂わせた“Softly, As In A Morning Sunrise”は、ブルー・ノートのソニー・クラーク盤と双璧をなすピアノ・トリオもうひとつの名演。

 

THE QUINTET Jazz At Massey Hall Debut/ユニバーサル(1956)

ビバップを代表する5人の巨人がトロントのマッセイ・ホールで一同に会した歴史的コンサートの実況録音。チャーリー・パーカーの奔放なソロ、ディジー・ガレスピーのホットなプレイ、閃きに満ちたバド・パウエルのアドリブ……神様たちによる白熱した演奏が展開される。

 

OSCAR PETERSON TRIO Night Train Verve/ユニバーサル(1963)

オスカー・ピーターソンのキャリアにおける最高のメンバー=〈The Trio〉によって吹き込まれたアルバム。“C Jam Blues”“Georgia On My Mind”“Things Ain’t What They Used To Be”などの人気スタンダードに加え、ピーターソン畢生のオリジナル“Hymn To Freedom”の名演も感動的です。

 

〈かもめジャケ〉に続くチック・コリアとRTFのセカンド・アルバム。いまやスタンダードとなっている“Spain”の初演を含み。ほぼ全曲にフローラ・プリムの歌唱をフィーチャーしていることもあって、ポップで親しみやすいラテン・フュージョンの心地良いサウンドが楽しめます。

 

WES MONTGOMERY Full House Riverside/ユニバーサル(1962)

ギター界の革命児による白熱のステージングを刻んだライヴ盤。オクターヴ奏法など得意の超絶技巧で、テナーの王者ジョニー・グリフィンと渡り合う。3拍子を基調にしたタイトル・トラックが印象的。ウィントン・ケリーも好演!