LAND OF 100 JAZZ
ジャズの100枚。を一気に紹介!

QUINCY JONES Big Band Bossa Nova Mercury/ユニバーサル(1962)

ブラジル音楽の流行に際し、ファンキーな自己流で応えたQ御大の出世作。カラフルなリズムとメロディーのキャッチーさを重視する感覚は後のポップ・クロスオーヴァーにも通じるかも。タイトル曲は誰もが耳にしたことがあるでしょう。

 

MILES DAVIS Birth Of Cool Capitol/ユニバーサル(1956)

帝王マイルス・デイヴィスが、いわゆるクール・ジャズの礎を築いた歴史的な一枚。ギル・エヴァンスら3人の編曲者に厳密で理知的な音楽を作らせ、9人編成の大型コンボで演奏したこの作品は、ビバップとは異なる地平へとシーンを導くことに。

 

McCOY TYNER Nights Of Ballads & Blues Impulse!/ユニバーサル(1963)

オリジナル・リアル・マッコイがインパルスに残したリーダー作中でも人気の一作。モンクやエリントンのナンバー、“Days Of Wine And Roses”といったスタンダードなどをブルース・フィーリングに満ちたピアノで紡ぎ出しています。

 

ART PEPPER Art Pepper Meets The Rhythm Section Contemporary/ユニバーサル(1957)

西海岸を代表するアルト奏者が、マイルス・デイヴィス・グループのリズム・セクションを従えた名セッション盤。幕開けの“You’d Be So Nice To Come Home To”からフレッシュなインスピレーションが全開に!

 

WES MONTGOMERY A Day In The Life CTI/A&M/ユニバーサル(1967)

人気ギタリストがA&M/CTIレーベルに移っての第1作。ビートルズの名曲“A Day In The Life”“Eleanor Rigby”などのポップ・ナンバーを流麗なプレイで聴かせる様は、後に成功を収めるフュージョン路線突入へのきっかけとなった。

 

CLIFFORD BROWN With Strings EmArcy/ユニバーサル(1955)

天才トランペッターが、ニール・ヘフティのアレンジ/コンダクトによる重厚なストリングスをバックに、名曲を朗々と歌ったバラード・アルバム。“Stardust”“Smoke Gets In Your Eyes”など、どの曲にもマイルドな味があります。

 

LEE MORGAN The Sidewinder Blue Note/ユニバーサル(1963)

不世出の天才トランペッターがダンディズムを漲らせたブルー・ノートでも屈指の人気盤です。ダンサブルな表題曲を筆頭に魅力的なオリジナル曲を多数収め、ポップ・チャートでも成功を収めた〈ジャズ・ロック〉の金字塔! そしてジャケもいい!

 

RAMSEY LEWIS TRIO The In Crowd Argo/ユニバ ーサル(1965)

モーリス・ホワイトの師匠でもあるシカゴの名ピアニストによる、全米2位を記録した大ヒット作。アフター・ビートを強調した簡素でダンサブルな演奏はソウルにも通じるもの。本作でのドラムはレッド・ホルトが叩いています。

 

BUD POWELL The Scene Changes Blue Note/ユニバーサル(1959)

中期バド・パウエルが全曲オリジナルで天才の輝きを刻んだ、モダン・ジャズ史上屈指の人気曲“Cleopatra’s Dream”を含むピアノ・トリオの名盤。ブルー・ノートが続けていた〈The Amazing ○○○〉シリーズの最終弾でもあります。

 

RED GARLAND TRIO Groovy Prestige/ユニバーサル(1957)

マイルス・デイヴィス・バンドのピアニストとして活躍したレッド・ガーランドが己のグループで録音したピアノ・トリオ作。冒頭を飾る“C-Jam Blues”のスウィンギーな演奏が良好。