カーク・フランクリンが送り出すテキサスの若き兄弟姉妹からなるゴスペル・クァルテットのデビュー盤。安定したリードと清らかなハーモニーで真っ直ぐに歌われる楽曲はカークらしい厳かさとポップさが交錯し、ブランディ客演のスロウやレクレーがラップしたアンビエント調など、世俗の現行モードも普通に纏う。メンバーのうち3人が10代とは思えぬほど落ち着き払った“Satisfied”は絶品。末恐ろしい。