デヴィッド・リンドレーとのコラボ盤を挿んで6年ぶりに登場したこのソロ・アルバムは、政治的な事柄から身近にある愛までさまざまなテーマを、味わい深いしなやかな声で真摯に歌い上げていく様が感動的。生楽器中心の上質なウェストコースト・ロックが満載で、なかでもヴァル・マッカラムとグレッグ・レイズによるギターの絡みが色っぽくて良いです。大人の余裕を感じさせる、流石としか言いようのない出来!