ネオ・ソウルの匂いを持つ女性シンガーのKelpieを中心に結成されたバンドの初EP。ヴォーカル、ギター、ドラムスというシンプルなトリオ編成だが、各々の音楽性をすり合わせながらセッションで紡いでいったと思しき全5曲は豊かな聴き心地だ。英詞を乗せた軽妙なソウル“We Gotta Talk”、咽ぶギター・ソロと静かな怒り(何に怒っているかはユーモアたっぷり)を込めた歌声が互いに高まっていく“This Is For You”が秀逸。