ニッキー・シックス率いる3人組がこのアルバムで飛躍的な成長を遂げているぞ! オープニングこそ従来のマッチョな王道ハード・ロックだが、2曲目以降はクイーン顔負けのドラマティックなコーラスワークを駆使していて、力任せにグイグイ押し切るのではなく、アップもスロウも妖しげな光を纏わせているではないか。3作目にしてついに近年のモトリー・クルーを越えたと言って差し支えないだろう。