〈応援してあげたい!〉という思いは、いわゆるアイドル・ファンとして必須のマインドではあるかと思いますが、このたびシングル“恋のサンクチュアリ!”でメジャー・デビューする吉田凜音ちゃんは、それと共にパフォーマーとしての〈成長を見届けたい!〉と思わせるポテンシャルを持ち得た13歳!

吉田凜音 恋のサンクチュアリ! VERSIONMUSIC(2014)

  〈アクターズスタジオ〉の北海道本部(w-inds.千葉涼平緒方龍一AAA西島隆弘らを輩出)でレッスンを積んできた凜音ちゃんは、今年の春から東京でもライヴ活動を展開。〈TOKYO IDOL FESTIVAL 2014〉や〈@JAM EXPO〉といったビッグ・イヴェントにも出演し、その堂々ぶりを大いにアピールしました。〈踊ってみた〉的な動画を配信していたり、ダンス・パフォーマンスも得意とする凛音ちゃんですが、やはりタダモノではない感を放っているのはその歌唱力。それもいわゆる〈オトナ顔負けの〉というひと言だけで片付けられるニュアンスではなく、13歳なりのあどけなさや小生意気さもしっかりと表れていて、聴き手の琴線に触れる独特の声の質感(ちょっぴり鼻にかかった、同世代アイドルのなかでは若干低めの声)もまた魅力。それに加えてルックスもチャーミングときたら……!

 そんな凜音ちゃんの“恋のサンクチュアリ!”をプロデュースしているのは、V6SMAPNegicco花澤香菜など、近年ますますソングライターとしてのステイタスを上げているNONA REEVES西寺郷太。元気ハツラツなドライヴィン・チューンとなった表題曲をはじめ、エレクトロ・ファンク・テイストを盛り込んだ“M.I.R.A.C.L.E~アイシタイキミガクル~”、フレッシュなピアノ・ポップ“SCHOOL DAYS”、ハートフルなバラード・ナンバー“BELIEVE”と、手掛けたご本人もさぞやり甲斐があったであろう、ヴァラエティー豊かな楽曲とそれを頼もしく歌いきる凜音ちゃんの姿をバッチリとパッケージ。皆さん、これは放っておけませんよ!

 

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