いま日本のバンド・シーンでもっとも勢いのある4人組が、満を持して放つ初のフル・アルバム。シニカルな視点の多かった歌詞がパーソナルに寄り、やや内省的な色合いを強めた結果、メランコリックな美しいメロディーの魅力がより際立ち、彼らのクラシカルでエレガントな側面がよりクローズアップされている。なかでも、ダーティー・プロジェクターズばりのストリングスと女性コーラスに彩られた“bye-bye 999”が絶品。