「マクロスプラス」「カウボーイビバップ」などの傑作を生んだ渡辺信一郎×菅野よう子コンビによる最新作は、映画「太陽を盗んだ男」へのオマージュも感じさせる、爆弾テロを根幹としたクライム・サスペンスもの。世界をあざ笑うかのようにテロを成し遂げて行く主人公ふたりの達観ぶりは、衝撃の結末へと繋がることに。菅野による冷たい手触りの劇伴も緊迫感を後押ししている。