ピアニスト西山瞳率いるトリオ=Parallax、6年の時を経て待望の2ndが登場! スウィングとは趣の異なるコンテンポラリーな要素を追究するこのトリオですが、至る所で駆使されるギミックは本作でも尚健在、さらに先鋭化、そして血肉化しています。特に変拍子を駆使した(1)におけるバンド全体の「動的」な演奏の突き抜け方は末恐ろしいほど。サウダージとは異なる彼女の憂いの在り方を、凛としたピアノが静かに語りかけてくれるジョビン(5)なんかも素晴らしいです。独自の発想と美意識という点で、西山瞳を超えるピアニストはいないんじゃないかなあ…なんて、僕は本気で思っている次第です。