いまも現役……どころか近年はコンテンポラリー路線で長~い絶調期を迎えているマダム・キラー。昨年のカヴァー集に続くこの新作もイイ塩梅で、安っぽい打ち込みの響く“All My Loving”から胸の疼きが止まらない。同じチープさでも流石にモダンなリル・ロニー製の“Missing You”、泣きのギターもろともアイズリー節の“Girl I Want Your Body”と以降も逸曲が続いてすぐに昇天! ステッパーズブルースも当然あり。