3年ぶりのソロ作。メロウ職人としての手腕も期待させる表題ながら、息子のデヴィッド・ブレイク2世マック10らを交えて展開するラップ曲はダークでコールドな色調が強め。自身がマイクを握らない曲も多く、後半にはロブ・ベーコンとのインストやジョイの独唱などが並び、シメは恒例の“Quik's Groove 9”。良い意味でヘンテコな構成というか、身に纏ってきた洗練をベースに新たな試みを優先した野心作と言えそうだ。