前作の試みを発展させた傑作。手掛けるは2作目以来、10年ぶりに組んだギル・ノートンだ。インストを挿みながら、ポップなハード・ロック曲も、トム・ペティニール・ヤングを連想させるスロウも違和感なく詰め込み、押し引きのコントラストをしなやかに描いてみせた。