待望の新作は、今年の夏を彩った“Summer”をはじめ、公開済みの楽曲を中心にした構成だが、アルバムの流れで聴くことで異なる印象を受けるし、壮観な聴後感が残る。ビッグ・ショーングウェン・ステファニーハーツジョン・ニューマンティナーシェなど、UK/US両シーンを睨んだゲストも豪華ではあるけれど、カルヴィン本人がポップ界のアイコンとなった現在、それも霞むほどの充実ぶりが確認できる。